漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
掌蹠膿疱症を長年患っていました。
痒みはもちろん、ひどい時は皮膚が糜爛して、出血や皮剥け、膿みを伴う水疱などで痛くてたまりませんでした。
特に足は体重がかかるせいで、歩きたくありませんでした。
ある日、母が通っている漢方薬局で掌蹠膿疱症の相談をしている人がいたと聞き、私も行ってみたいと思いました。
今まで皮膚科で使用していた塗り薬は、塗るとヒリヒリして、乾燥しやすく、皮がポロポロ毎日剝けて大変でした。
先生に相談すると、熱毒と炎症がひどいせいで乾燥が進んでいるとのこと。
さらに長期に使用した外用剤自体もいまの状態には合っていないらしいのです。
さらには、自分の食習慣も意識して変える必要があることから、一緒に見直してもらいました。
そして、漢方薬の内服・外用薬を始めて2週間後、痛みが随分と緩和しました。
また、痒みも緩和したせいか、掻き毟ることも減りました。
その後、治療を続けていくと、2ヶ月後には皮剥けも減り、ターンオーバーが正常になりつつあります。
色素沈着が目立つ程度にまで落ち着いてきました。
何より痒みと痛みが改善したことが一番精神的に楽です。
今後も治まるまで、漢方薬と食養生で頑張ります。
掌蹠膿疱症は、慢性化している場合も少なくありません。
落ち着いたり、再燃したりの繰り返しで、不快で苦痛を伴う皮膚病です。
ただ、内臓と皮膚症状の関わりや食養生の重要性を意識していただくことで、落ち着いてくることも実情です。
根気強く、対応していただくことで、随分と快適な状態にまで戻すことができます。
自分の身体なので、体質を理解した上で、食養生や漢方薬の内服・概要を続けていただくことで、再発を防ぐことができるでしょう。
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